水問題

AIと水資源:ChatGPTの冷却に必要な水の量は原子炉レベル?

AIと水資源:ChatGPTの冷却に必要な水の量は原子炉レベル?

あまりにも数が大きくてピンときませんが、わかりやすく言うと、ChatGPT(GPT-3)を1人のユーザーが使うとして、25から50個の基本的な質問のやりとりに500ミリリットルの水が必要になるのだといいます。

大規模言語モデルは、そもそも電力の大食いでもあります。スタンフォード大学人間中心人工知能研究所のレポートによれば、GPT-3のトレーニング期間に排出された炭素量は502トン。

アングル:AI基盤のデータセンター、「水の浪費」と中南米住民が反旗

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グーグルのデータセンターは、当初計画では1日当たり760万リットル(約200万ガロン)の水を使用する予定だった。これはモンテビデオ市民5万5000人の1日の消費量に相当する。

Microsoftが干ばつ時でも水を吸い上げてAIの訓練に使っていたとの批判、一方でMicrosoftは小型原子炉をデータセンターの電力源として検討を開始

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Microsoftは、世界の水の消費量が2021年から2022年にかけて約34%増加したことを報告。カリフォルニア大学のシャオレイ・レン氏は「水の消費量が増加した要因の大部分は、AIのトレーニングによるものだと言っても過言ではありません」と指摘しています。

渇いたデータセンターが世界を危機に陥らせる理由(有料記事)

Why thirsty data centres risk plunging the world into crisis

AIの稼働が、すでに逼迫している水の供給を極限まで押し上げる恐れがある

エネルギー・二酸化炭素問題

AI産業はオランダ並みのエネルギーを使う可能性があると警告